お花を贈るとき、気になることの一つに「香り」があります。
「香りは気に入ってもらえるか?」
「匂いは強すぎないか?」
最近では「香害」について考えさせられることが多くなりました。もちろん胡蝶蘭の場合は天然の香りですから香害には該当しませんが、
人によって、「匂いの強い花がだめ」という方もいます。
室内に飾ることの多い胡蝶蘭ですから、贈り手としては気になるところです。
胡蝶蘭の香り
実は胡蝶蘭はほとんど香りがありません。
わずかに匂いはあるものの、人間の嗅覚ではほとんどわからない程度なのです。
熱帯原産の胡蝶蘭ですから、甘めの強い香りをイメージしていましたが、実際はほぼ匂いがなくて驚いたくらいです。
1本の茎に10輪程度もお花が連なっていますし、3本立ち5本立ちともなれば30輪から50輪ものお花が咲いている状態です。
しかし、お祝いの席やお悔みの席に胡蝶蘭がたくさん飾られていても、ほとんど香りが気になりません。
プレゼントにふさわしい花
胡蝶蘭は匂いがほぼないのでプレゼントとして最適です。
お祝い事にふさわしいお花の代表ともいえる胡蝶蘭。
重宝される理由のひとつは「匂いがない」というものです。
とくに飲食店やクリニックなど匂いがきついと困る場所においては胡蝶蘭のように匂いのない花は大変喜ばれます。
また、胡蝶蘭には「幸せが飛んでくる」という素敵な縁起の良い花言葉がついていることから、
・開店祝い
・昇進祝い
・周年記念祝い
・結婚祝い
などお祝い事のあらゆるシーンで胡蝶蘭は喜ばれます。
また、お悔みのシーンでも、凛とした立ち姿と高貴で上品な胡蝶蘭は故人を送り遺族の悲しみを癒すのにふさわしいお花と言えます。
まとめ
胡蝶蘭は匂いがほとんどないため、香りを気にする場面において安心して贈ることのできるお花です。
開店祝い、開業祝い、周年祝い、結婚祝い、新築祝い、長寿のお祝い、お悔み・・・
品種改良により現在日本ではオーソドックスな胡蝶蘭から変わり種の胡蝶蘭まで種類豊富に扱われるようになりました。
しかし、変わり種の胡蝶蘭の中にはまれに香りのある胡蝶蘭もありますから、一般的な胡蝶蘭以外のものを購入する際には
念のためショップに相談してみてくださいね。